SERENEクリニック

扁平疣贅が顔全体に広がり、除去してもまたできる場合、治療はどう組み直せばよいですか?

キム・セリム院長 ·

顔全体に広がった扁平疣贅は、目に見える病変だけをレーザーで除去すると、まだ表に出ていない病変が1〜2ヶ月後に周囲から出てくることがよくあります。SERENEクリニックではこのような場合、レーザー除去とあわせて、MMRワクチンをいぼに少量注射する病変内免疫療法を3週間隔で4回、約3ヶ月かけて行い、3ヶ月の時点で残った病変をエルビウムヤグでもう一度整えます。再発しないと保証することはできませんが、除去と免疫反応の両方を見ながら、治療期間中に新しい病変まで管理する方法です。

ひと目でわかるポイント

対象
顔全体に扁平疣贅が多い方、または除去後に再発を繰り返す成人の方
構成
病変内免疫療法(MMR)4回+ラヴィアン+エルビウムヤグ除去+3ヶ月後リタッチ1回+LDM 2回+創傷被覆材
スケジュール
免疫療法を3週間隔で4回、全体で約3ヶ月
回復
レーザー部位のかさぶた約1週間、注射部位の痛み・腫れ1〜2日
治療しない場合
お子さま、妊娠中または妊娠を計画中の方、免疫が大きく低下している方
料金
顔全体 1,190,000ウォン、首 追加 300,000ウォン(2026年10月メニュー基準)

除去だけを繰り返すと、なぜ新しいいぼができ続けるのですか?

扁平疣贅が顔全体に広がっている場合、いま見えている病変がすべてではありません。ウイルスはすでに周囲の皮膚に入り込んでいて、まだ小さくて目立たない病変も一緒にあります。

そのため、見えるものをすべて除去しても、1〜2ヶ月ほどたってその周囲から新しい病変が出てくることはよくあります。診察室では、それが施術中に移ったものなのか、もともと隠れていた病変が後から現れたものなのかを見分けるのは困難です。どちらにしても、患者さまにとっては「除去したのにまたできた」という同じ経験になります。

扁平疣贅を最終的に治すのは体の免疫です。レーザーはいまある病変を減らし、免疫は残っているウイルスを片づけます。SERENEクリニックが顔全体の扁平疣贅を1回の除去ではなく3ヶ月の治療として計画する理由です。

病変内免疫療法はどのような仕組みですか?

病変内免疫療法は、いくつかのいぼにMMR(麻疹・おたふくかぜ・風疹)ワクチンをごく少量注射し、その部位で体に免疫反応を起こさせる治療です。SERENEクリニックのメニューでは「いぼ予防接種」という名前でご案内しています。

この反応は、注射したいぼだけにとどまらないことがあります。複数の扁平疣贅がある患者さんに、いちばん大きないぼ1つだけへMMRを2週間隔で注射した研究では、MMR群40人のうち62.5%でいぼがすべて消えました[1]。SERENEクリニックでも、注射していないほかの扁平疣贅が一緒に小さくなる例を見ています。

扁平疣贅だけを集めた研究ではありませんが、複数のいぼがある112人を無作為に分けた試験では、MMR群の80.4%が完全に改善し、注射回数は平均4回でした。6ヶ月後の再発は56人中2人でした[2]。逆に言えば、すべての方に効く治療ではありません。反応がゆっくりな方もいるため、レーザー除去もあわせて計画します。

MMRワクチンをいぼに注射するのは、ワクチンとして承認された接種方法ではなく、研究の根拠をもとに医師が判断して用いる方法です。この点は治療前にご説明します。

なぜ3週間隔で4回なのですか?

免疫反応が起こり、いぼに変化が見えるまでには時間がかかるためです。SERENEクリニックでは3週間ごとに注射しながら、いぼが平らになったり薄くなったりしているか、新しくできたものはないかを確認します。

4回を終えると、最初の注射から約3ヶ月がたちます。3ヶ月のあいだ同じ皮膚を繰り返し診るので、最初の除去のときに見えなかった病変が出てきても、小さいうちにすぐ処置できます。

注射部位は1〜2日ほど腫れたり痛んだりすることがあり、かゆみや軽いだるさが出ることもあります。ほとんどは自然に治まります。

ラヴィアンとエルビウムヤグはそれぞれどんな役割ですか?

エルビウムヤグは、目に見える扁平疣贅を薄く削り取るレーザーです。周囲に熱が広がりにくい波長なので、傷跡や色素沈着が気になる顔でも深さを調整しやすいのが特徴です。

ラヴィアン(Lavieen)は1927nmのツリウムレーザーで、顔の表皮に細かな熱刺激を均一に与えます。SERENEクリニックでは、病変を削る前にラヴィアンで顔全体の表皮を先に治療します。まだ表に出ていない小さな病変があるかもしれない周囲の皮膚まで、一緒に治療するための設計です。

ただし、ラヴィアンを先に行い、エルビウムヤグで削る順序が扁平疣贅の再発を減らすことを示した比較研究はまだありません。SERENEクリニックが診療経験をもとに決めた治療順序であり、だからこそ3ヶ月間、経過を直接確認します。

3ヶ月間、どのような順番で進みますか?

初回来院診察、病変の分布の写真記録、ラヴィアン+エルビウムヤグ除去、創傷被覆材を塗布した後にLDM鎮静ケア、1回目の免疫療法
初回施術後 約1週間創傷被覆材で傷を保護し、かさぶたが自然に取れるまでケア
3週・6週・9週免疫療法2〜4回目、新しい病変と反応の確認
約3ヶ月残った病変・新しくできた病変のエルビウムヤグ リタッチ1回、創傷被覆材を塗布した後にLDM鎮静ケア

詳しいスケジュールは、病変の量と回復の速さに合わせて診察後に調整します。

施術後の回復はどのようにケアしますか?

エルビウムヤグで削った部分には小さなかさぶたができ、約1週間以内に取れます。この期間は創傷被覆材を貼るか塗って傷を保護します。かさぶたを無理にはがすと、その部分に色素沈着が残りやすくなります。

LDMは超音波で肌を鎮静させるケアです。初回施術の直後と3ヶ月後のリタッチの直後に、創傷被覆材を塗った後で1回ずつ受けていただき、レーザー後の赤みや敏感になった肌が落ち着くのを助けます。

治療期間中は紫外線対策をしっかり行い、スクラブやピーリングなど肌をこするケアはお休みしてください。ひげを剃る部位であれば、電気シェーバーを使うほうが新しい病変を減らすのに役立ちます。

この治療が合わないのはどんな方ですか?

MMRは弱毒化した生きたウイルスを使う生ワクチンのため、妊娠中または4週間以内に妊娠の予定がある方、免疫抑制剤を使っているなど免疫が大きく低下している方には使いません。以前にMMRやその成分(ゼラチン、ネオマイシン)で重いアレルギー反応が出たことがある方も同様です[3]。

SERENEクリニックでは、お子さまの扁平疣贅は治療しません。病変が数個だけであれば、このプログラムより1個ずつの除去のほうが合理的な場合もあるため、診察後に一緒に決めます。

料金(2026年10月メニュー基準)

扁平いぼ 3ヶ月集中プログラム(顔全体)1,190,000ウォン
首 追加300,000ウォン

構成:いぼワクチン注射(病変内免疫療法)4回、ラヴィアン、エルビウムヤグ除去、3ヶ月後リタッチ1回、LDM 2回、創傷被覆材。病変が数個だけの場合は、1個あたりの除去料金でご案内します。

よくあるご質問

4回すべて打つ前にいぼがなくなったらどうしますか?

残りの回数は、新しい病変がないかを確認しながら、続けるかどうかを院長と相談します。反応が早い方はスケジュールが短くなることもあります。

3ヶ月の治療が終われば、もう二度とできませんか?

そのようにお約束することはできません。疲れたときや免疫が落ちたときに再びできることがあるため、治療後も小さな病変が見えたら早めに受診することをおすすめします。

ガーダシルのようなHPVワクチンを打てば、扁平疣贅は予防できますか?

扁平疣贅の主な原因であるHPV 3型・10型はガーダシル9価ワクチンの予防対象ではなく、扁平疣贅を予防・治療するという根拠もまだありません。ガーダシルは子宮頸がんと性器いぼを予防するためのワクチンです。

仕事を続けながら治療できますか?

初回の施術後1週間ほどは、創傷被覆材を貼るか塗る必要があります。免疫療法だけの日は注射部位が少し腫れる程度で、ほとんどの場合、日常生活に支障はありません。

参考文献

  1. Fawzy MM, Nofal A, Alakad R. Intralesional antigen immunotherapy for the treatment of plane warts: a comparative study. Dermatol Ther. 2020;33(6):e13807.
  2. Sallam M, Awad A, Hamdy S, State A. Intralesional measles, mumps, and rubella vaccine versus vitamin D for treatment of warts: a randomised clinical trial. Indian J Dermatol Venereol Leprol. 2026;92(2):285-291.
  3. McLean HQ, Fiebelkorn AP, Temte JL, Wallace GS. Prevention of measles, rubella, congenital rubella syndrome, and mumps, 2013: summary recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP). MMWR Recomm Rep. 2013;62(RR-04):1-34.

この記事は一般的な医学情報です。施術の結果や持続期間には個人差があります。どの施術にも赤み・腫れ・痛みなどの副作用が起こる可能性があるため、診察を受けたうえでご判断ください。

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