皮膚が厚く弾力が落ちた顔に、オーパスリフティングはどんな変化をもたらしますか?
キム・セリム院長 ·
オーパスは40.68MHzのユニポーラ高周波で、深い真皮まで素早く目標温度に上げ、皮膚全体を均一に温める機器です。SERENEクリニックでは皮膚そのもの(弾力・キメ・小じわ・密度)を担当させています。皮膚が厚く弾力が落ち、ザーフだけでは変化を感じにくかった方で、施術直後に皮膚が引き締まる反応を観察してきました。ただし40.68MHzの高周波は皮下脂肪にも影響しうるため、超音波で部位ごとの脂肪の厚さを確認してからエネルギーを配分します。
ひと目でわかるポイント
- 機器
- オーパス(40.68MHz ユニポーラRF、回転式チップ)
- 主な役割
- 皮膚そのもの:弾力・キメ・小じわ・密度
- 向いている顔
- 皮膚が厚く弾力が落ちて輪郭がぼやけた顔、毛穴・キメが気になる顔
- 慎重に見る顔
- 顔の脂肪が少ない、または前頬・こめかみがすでにこけている顔
- 施術前の確認
- 超音波で部位ごとの皮下脂肪の厚さと筋膜層(SMAS)の深さを確認
- 回復
- すぐに日常生活可能、一時的な赤み・軽い腫れ
- 料金
- オーパス 60kJ 489,000ウォン(2026年10月メニュー基準)
皮膚が厚ければ、弾力もあるのではありませんか?
皮膚の厚さと弾力は別の問題です。真皮が厚くてもコラーゲン構造がゆるむと皮膚はたるみ、フェイスラインや頬の輪郭がぼやけて見えます。毛穴が縦に伸びて見えたり、キメが粗くなったりするのも同じ変化から来ています。
リフティング機器への反応は皮膚の厚さだけでは決まりません。皮下脂肪の量、真皮と皮下脂肪をつなぐ線維性隔壁の構造、組織の硬さによっても変わります。そのため「肉付きがいい」「皮膚が厚い」という印象だけで機器を選ばず、まず超音波で実際の組織の状態を確認します。
ザーフとオーパスは同じ高周波なのに、何が違うのですか?
ザーフは2MHzと6.78MHz、オーパスは40.68MHzの高周波を使います。どちらも組織に熱を生じさせてコラーゲンの収縮と再構築を促しますが、SERENEクリニックで任せる役割は異なります。
たるんだ組織の位置を引き上げるのはザーフとウルセラ、不要なボリュームを減らすのはオンダ、皮膚そのものの弾力とキメはオーパスが担当します。どの機器が強いかではなく、担当する層と目的が違うと考え、ひとつの顔の中で分けて設計します。
「40.68MHzは誘電加熱なので脂肪を溶かす」という説明をよく見かけますが、根拠の乏しい表現です。生体組織で熱が生じる位置と程度は、組織ごとに異なる電気的特性[1]や電極構造、出力、照射時間によって変わるため、周波数の数字ひとつで加熱の深さや標的を断定することはできません。
厚い皮膚で、オーパス直後に皮膚が引き締まるのはなぜですか?
キム・セリム院長は、皮膚が厚く弾力が落ち、ザーフだけでは変化を感じにくかった方で、オーパス施術直後に皮膚そのものが引き締まる反応を観察してきました。顔の輪郭が小さく整う変化とともに、皮膚の表面がピンと引き締まる反応が特に目立ちました。これは院長の診療経験であり、2つの機器を直接比較した臨床試験の結果ではありません。
考えられる機序は2つあります。一定以上の温度の熱は真皮のコラーゲンを即座に収縮させることがあり[2]、真皮と皮下脂肪をつなぐ線維性隔壁の張力が変わると、皮膚表面が引き締まる変化として現れることがあります。
ただし施術直後の変化には一時的な水分の移動や腫れも含まれるため、直後の引き締まりがそのまま長く続くとは断定できません。回転式チップの圧迫がむくみやリンパの流れを助けることも、直後のすっきり感に加わります。長期的な弾力の変化は、その後数週間にわたるコラーゲンの再構築として現れる別の過程です。
研究ではどんな変化が確認されていますか?
2026年にLasers in Medical Scienceに掲載された研究では、軽度〜中等度の顔のたるみがある成人に40.68MHzユニポーラRFを4週間隔で3回行いました。解析した26人で、20週後の3D撮影で頬−2.2mL、フェイスライン−1.7mL、あご下−2.9mLの体積減少が測定され、弾力指標(R2)は0.62から0.69に上がりました[3]。対照群のない単群研究で、脂肪層の厚さを直接測った研究ではないため、予備的な結果と見るのが正確です。
2016年のマウス研究では、40.68MHzの高周波を繰り返し当てた皮膚で、コラーゲンの増加とともに皮下脂肪の萎縮が組織学的に観察されました[4]。動物での結果であるため、人の顔で脂肪細胞が減ることはまだ証明されていません。
脂肪が減る可能性があるなら、どこに気をつけますか?
顔の脂肪は取り除くべき組織ではなく、立体感を保つ組織です。そのため、こめかみ・前頬・目の下はボリュームを守るようにエネルギーを控えめに使い、フェイスライン・あご下・深部頬のようにボリュームを整えることが役立つ部位には十分にエネルギーを与えます。
施術前に超音波で脂肪の厚さを、ほうれい線の上、深部頬、フェイスライン、頬骨の横の区域に分けて確認し、区域ごとにエネルギーを配分します。顔の脂肪が少ない方や、すでに頬がこけている方には、より慎重にアプローチします。
施術はどのように進み、注意することは何ですか?
洗顔後に専用ジェルを塗り、回転式チップを顔の輪郭に沿って動かしながら進めます。温かい熱感がある程度なので、麻酔なしで受ける方がほとんどです。
施術後に一時的に赤みや軽い腫れが出ることがありますが、たいていすぐに落ち着きます。上記の研究でも、一時的な紅斑と軽い浮腫以外に重い有害事象は報告されていません[3]。回数は研究では4週間隔で3回行われ、実際の間隔と回数は肌の状態を見て決めます。
料金(2026年10月メニュー基準)
| オーパス 10kJ | 99,000ウォン |
|---|---|
| オーパス 60kJ | 489,000ウォン |
| オーパス 80kJ | 629,000ウォン |
| オーパス 100kJ | 759,000ウォン |
1回あたりの料金です。エネルギー(kJ)は皮膚の厚さと部位ごとの脂肪層を見て診察後に決めます。
よくあるご質問
ザーフを受けましたが、あまり変化を感じませんでした。オーパスに変えればよいですか?
皮膚が厚く弾力低下が主な悩みであれば、オーパスがよく合った経験があります。ただし、たるんだ組織の位置が問題であればザーフやウルセラが引き続き必要なため、診察でどちらが主な問題かをまず確認します。
オーパスを受けると顔の肉が落ちますか?
研究で頬・フェイスライン・あご下の体積減少が測定され、動物研究で皮下脂肪の萎縮が観察されましたが、人の脂肪細胞が減ることは証明されていません。ボリュームを守るべき部位ではエネルギーを控えめに使います。
施術直後の引き締まった感じはずっと続きますか?
直後の変化には一時的な水分の移動や腫れも含まれています。長期的な弾力の改善は数週間にわたるコラーゲンの再構築で現れ、上記の研究では20週の観察期間中、変化が維持されました。
オンダと同じ日に受けられますか?
可能です。同じ日に行うのは主にボディですが、脂肪を大きく減らす必要がある顔も可能です。オーパスが皮膚を担当するので、オンダは深いハンドピースで脂肪層だけに集中できます。
参考文献
- Gabriel S, Lau RW, Gabriel C. The dielectric properties of biological tissues: II. Measurements in the frequency range 10 Hz to 20 GHz. Phys Med Biol. 1996;41(11):2251-2269.
- Elsaie ML. Cutaneous remodeling and photorejuvenation using radiofrequency devices. Indian J Dermatol. 2009;54(3):201-205.
- Kim J, Sung K, Park Y, Yi KH. Facial contour modulation and skin tightening using 40.68-MHz unipolar radiofrequency. Lasers Med Sci. 2026;41(1):163.
- Kim M, Kim KE, Jeong SW, et al. Effects of the Ultra-High-Frequency Electrical Field Radiofrequency Device on Mouse Skin: A Histologic and Molecular Study. Plast Reconstr Surg. 2016;138(2):248e-255e.
この記事は一般的な医学情報です。施術の結果や持続期間には個人差があります。どの施術にも赤み・腫れ・痛みなどの副作用が起こる可能性があるため、診察を受けたうえでご判断ください。

