SERENEクリニック

ザーフ(Xerf)を押しながら滑らせる「圧迫スライディング」は、どんな肌で変化が出やすいのですか?

キム・セリム院長 ·

SERENEクリニックの診療経験では、皮膚と皮下脂肪が全体にやわらかく、垂直に押すと沈みやすい顔ほど、ザーフ圧迫スライディングの直後と1か月後の変化がはっきりする傾向があり、エネルギー段階を上げるとその差がさらに大きくなりました。反対に、皮膚が厚く硬く、たるみがほとんどない顔では変化が小さい傾向があるため、オーパスを併せて設計します。ただし、これは診療上の観察であり、機序や効果は比較研究で確認されていません。

ひと目でわかるポイント

方法
ザーフのハンドピースを一定の圧で押し当てたまま、決めた方向へ動かしながら高周波の熱を伝える
変化が出やすかった例
皮膚・皮下脂肪がやわらかく、垂直の圧迫で沈みやすい顔(SERENEクリニックの診療経験、個人差あり)
変化が小さかった例
皮膚が厚く硬く、たるみがほとんどない顔 → オーパス併用を検討
根拠の水準
皮膚の粘弾性・多孔質弾性、コラーゲンの熱変性は研究で知られた性質。圧迫スライディングの効果自体には比較臨床試験なし
変化の時期
直後の引き締まり感+1〜3か月かけたコラーゲン再形成(直後の変化の一部は一時的な場合あり)
ダウンタイム
赤み・熱感はたいてい数時間で落ち着き、すぐに日常生活が可能
料金
ザーフ 300ショット 1,159,000ウォン・600ショット 1,775,000ウォン・オーパス 60KJ 489,000ウォン(2026年10月メニュー基準)

圧迫スライディングは一般的なザーフ施術と何が違うのですか?

圧迫スライディングとは、ザーフのハンドピースを一定の圧で皮膚に押し当てたまま、決めた方向へ滑らせながら高周波エネルギーを伝える方法です。一か所ずつ照射するスタンピングと違い、皮膚には上から押す力と横へ押し出す力が同時にかかります。

SERENEクリニックでは、ザーフ施術の際にスタンピングだけでなく、主に圧迫スライディングを用いています。同じ機器・同じショット数でも、エネルギーの伝え方によって組織内の熱の分布が変わることは、メーカー研究チームの動物実験データでも観察されています。このデータは学術誌に掲載された論文ではないため、参考程度にとどめています。

圧迫スライディングは高周波のエネルギー総量を増やす方法ではありません。同じエネルギーを伝える間に、組織の形と緊張状態を変えておく方法と考えるほうが正確です。

どんな肌で変化がはっきりしましたか?

SERENEクリニックの診療経験では、皮膚と皮下脂肪が全体にやわらかく、垂直に押すと沈みやすい顔で、圧迫スライディングの変化がもっともはっきりしました。施術直後に輪郭が整う度合いが大きく、1か月後も良い状態が続くケースが多くありました。

同じ顔でザーフのエネルギー段階を上げると、その差がさらに大きくなる傾向もありました。押すことで生じる一時的な形の変化だけなら、エネルギー段階によって結果が変わる理由は弱いため、熱と圧迫が一緒に働いていると考えるようになった観察です。

変化がもっとも小さかったのは、皮膚が厚く硬く、たるみがほとんどない顔でした。ただし、これは比較試験ではなく診療経験であり、たるみの多い顔はもともと改善の余地が大きいという点も結果に混ざっている可能性があります。

押すと沈みやすい肌で変化が大きいのはなぜでしょうか?

確認された機序はまだなく、組織力学から立てられる仮説が三つあります。一つ目は加熱条件の変化です。6.78MHzの高周波を皮膚モデルに当てた研究では、脂肪層が厚いほど真皮に届く温度が低くなりました[1]。沈みやすい組織は同じ圧で電極の下の厚みがより大きく減るため、熱が分布する位置が変わる可能性があります。

二つ目は熱と機械的な力の相互作用です。皮膚は力を受けると時間とともにゆっくり伸び、抵抗する力が緩んでいく粘弾性をもつ組織であり[2]、組織のすき間の水分が移動しながら形が変わる多孔質弾性も示します[3]。温まった組織に押す力と押し出す力が同時にかかると、こうした反応の現れ方が変わる可能性があります。

三つ目はコラーゲンの熱変性です。コラーゲンが熱で構造変化する程度は温度と曝露時間の両方で決まり、温度が高いほど同じ変化に必要な時間は短くなります[4]。エネルギー段階を上げたときに差が大きくなった観察は、この点と結びつけて考えられます。三つのうちどれがより大きく働いているかは、実際の組織温度と厚みの変化を測定しなければわかりません。

施術直後にすっきりした変化は、すべて持続しますか?

施術直後に見える変化がすべて長く残るとは言えません。組織がやわらかくなって沈みやすくなることと、コラーゲンが実際に収縮することは別の現象で、やわらかくなった組織は圧迫がなくなると元の形に戻ることがあります。

圧迫によって組織のすき間の水分が移動することも同様です。水分が場所を移したことは、むくみが引いたことや、脂肪・コラーゲンの体積が減ったことと同じ意味ではありません。そのためSERENEクリニックでは、直後の変化を結果とはみなさず、1〜3か月かけたコラーゲン再形成で現れる変化も併せて確認します。

直後の変化が大きい顔ほど長期的な変化も大きいのかは、興味深い問いです。診療ではそうした傾向を見てきましたが、施術直後の変化量が数か月後の結果を予測するかどうかは、まだ測定で確認されていません。

皮膚が厚く硬い場合は、どう設計しますか?

皮膚が厚く硬い顔は、同じ圧で押しても組織がほとんど変形しません。SERENEクリニックでは、こうした顔でザーフ圧迫スライディングだけでは変化を感じにくいケースを見てきたため、皮膚そのものの弾力とキメを担う40.68MHzのオーパスを併せて検討します。

オーパスのユニフェイスチップには突起があり、皮膚を押してねじりながら熱を伝えます。硬く絡まった線維組織に、熱だけでなく物理的な力も使うという点で、圧迫スライディングと同じ問題意識から出発しています。ただし、二つの方法の効果を直接比較した臨床研究はありません。

役割は分けて考えます。たるんだ組織の位置はザーフとウルセラ、不要なボリュームはオンダ、皮膚そのものの弾力とキメはオーパスが担います。施術前には手で押して組織がどれくらい沈むかを見て、超音波で脂肪の厚みと筋膜層の深さを確認したうえで、エリアごとにエネルギーと機器を振り分けます。

エネルギーを上げれば、必ず効果は大きくなりますか?

そうではありません。沈みやすい顔でエネルギー段階を上げたときに変化が大きかったのは事実ですが、機器に表示されるエネルギー段階と実際の組織温度は同じ比率では動きません。脂肪の厚み、皮膚の抵抗、冷却の状態によって、同じ段階でも組織が受ける熱は変わります。

温度が高すぎるとコラーゲンの変性が過剰になり、やけど、水ぶくれ、まれに瘢痕のリスクが高まります[4]。SERENEクリニックでは段階をむやみに上げず、施術中の熱感と皮膚の反応を見ながらエリアごとに調整します。

料金(2026年10月メニュー基準)

ザーフ 300ショット1,159,000ウォン
ザーフ 600ショット1,775,000ウォン
ザーフ 900ショット2,300,000ウォン
オーパス 10KJ99,000ウォン
オーパス 60KJ489,000ウォン
オーパス 80KJ629,000ウォン
オーパス 100KJ759,000ウォン

1回あたりの料金です。圧迫スライディングは追加費用のない施術方法で、ショット数とオーパス併用の有無は診察後に決めます。オーパスのエネルギー(KJ)は、皮膚の厚みとエリアごとの脂肪層を見て決めます。

よくあるご質問

強く押すほど効果は高くなりますか?

そうではありません。圧迫スライディングで大切なのは、強さよりも一定の圧と方向を保つことです。強く押しすぎると痛みや熱感が強くなることがあるため、皮膚の反応を見ながら圧を調整します。

自分の肌が沈みやすいかどうかは、どうやってわかりますか?

診察で頬とフェイスラインを手で押し、組織がどれくらい簡単に沈むかを見たうえで、超音波で脂肪の厚みと筋膜層の深さも確認します。皮膚が薄いことと沈みやすいことは同じ意味ではないため、厚みと沈み具合は分けて評価します。

皮膚が厚いとザーフは合わないのですか?

合わないという意味ではありません。たるんだ組織の位置を引き上げる役割は、引き続きザーフやウルセラが担います。ただし、皮膚自体が硬く反応が少ないと考えられる場合は、オーパスを併せて設計することが多いです。

圧迫スライディングはかなり痛いですか?

ほとんどの場合、麻酔なしで施術し、ご希望があれば麻酔クリームを15〜20分塗布します。施術中に熱感を感じることがあり、その程度には個人差があります。施術後の赤みや熱感はたいてい数時間で落ち着きます。

参考文献

  1. Ye P, Zong J, Kang Q, Liu C, Han B. Effect of fat thickness on subcutaneous temperature field under monopolar radiofrequency. Biomed Mater Eng. 2026;37(2):82-92.
  2. Joodaki H, Panzer MB. Skin mechanical properties and modeling: A review. Proc Inst Mech Eng H. 2018;232(4):323-343.
  3. Oftadeh R, Connizzo BK, Nia HT, Ortiz C, Grodzinsky AJ. Biological connective tissues exhibit viscoelastic and poroelastic behavior at different frequency regimes: Application to tendon and skin biophysics. Acta Biomater. 2018;70:249-259.
  4. Wright NT, Humphrey JD. Denaturation of collagen via heating: an irreversible rate process. Annu Rev Biomed Eng. 2002;4:109-128.

この記事は一般的な医学情報です。施術の結果や持続期間には個人差があります。どの施術にも赤み・腫れ・痛みなどの副作用が起こる可能性があるため、診察を受けたうえでご判断ください。

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